黒い果実やかすかなスパイシーさがグラスいっぱいに広がり、口に含むとプラムやボイズンベリー、サクランボのフレーヴァーやヴァニラクリームやリッチなカカオのニュアンスも感じられます。
複雑味のあるフレーヴァーとバランスの取れたタンニンが滑らかで長く続くフィニッシュへと繋がります。
このビッグなスタイルのワインは、スペアリブやキノコのストロガノフ、グリエールチーズを添えた炭火焼のハンバーガ−等に良く合います。
3年続いた干ばつの最後の年でしたが、2014年ヴィンテージは素晴らしい凝縮感と深みを持った年となりました、収穫は例年より2週間ほど早く始まり、その後も早いペースで収穫を終了しました。
パソ・ロブレス、サン・アントニオ・ヴァレー、ヘイムズ・ヴァレーの温暖な気候がカベルネに黒い果実のアロマを与え、一方、冷涼なアロヨ・セコの畑とフック・ヴィンヤーズのブドウからは生き生きとした酸味とみずみずしい質感が生まれ、薫り高い赤ワインが造られます。
Smith & Hook
1970年代半ばにヴィンヤードを探していたニッキーはモントレーのサンタ・ルシア・ハイランズに、馬の放牧していたスミス・ランチと何世代にも渡って牛の牧場であったフック・ランチを見つけブドウを植える決心をしました。
そこでニッキーは彼らに敬意を払いスミス&フックの名を付けたワインをリリース。大変に高い評価を得たファースト・ヴィンテージの1980年以降、絶えることなくそのワインを造り続け、パッケージを一新した2006年ヴィンテージは引き続き、土地の遺産とニッキーのパイオニアスピリットを表現しています。