赤い果実(ラスベリー、ストロベリー、チェリー、野イチゴ、クランベリー等がバスケットに山積みされ ているような)が豊満に香り、ソフトでベルヴェットのようにしなやかなタンニンの口当たりは非常に柔らかい。 ラシアン・リヴァー・ヴァレーの特徴とも言える「涼しい朝晩と日中の十分な日照から厚い果皮となり、しっかり とした果実の凝縮感ときれいな酸が共存する」がよく表れ、その二つがバランス良く仕上がっている。
キュヴェ・ナンバー・ワンとは:
2014 年 VTG から造り始めたアペラシオン・ワインにこの誇らしい名前を付けた。 実際にはシングル・ヴィンヤードのワインであるが、ピノ・ノワール/ラシアン・リヴァー・ヴァレーの特徴を表現する ワインとして、毎年造り続けている。
広大なラシアン・リヴァー・ヴァレーの中でも特に涼しいグリーン・ヴァレー地区の畑。夜から朝にかけて完 全に霧に包み込まれ涼しさと湿気を享受し、午後には十分な太陽の光と風を受け湿気を跳ね飛ばす。この寒暖差 により、とてもゆっくりと成熟していき、糖度が上がるだけでなく、生育的にも完熟し、フレッシュで、香りが凝 縮し、口当たりは柔らかく、タンニンもベルヴェットのようにしなやかになる。赤い果実と土っぽさの特徴が良く 現れる。仕立てはコルドンで樹勢を押さえ、完璧な栽培管理により収量は少なく個性が凝縮される。土壌はゴール ドリッジ(昔の海底の砂が堆積した土壌、水はけが良く、葡萄の樹が根を深く地中に伸ばすのが特徴)