果実味が多めに感じられるヴィンテージで、口当たりはふくよかでヴォリューム感がありますが、アルコール度数が低く、とてもエレガントな仕上がりです。
イングルヌックはカベルネ・ソーヴィニョン主体のワインと、畑に少量植えられている白ブドウから造られるフラッグシップワイン「ブランカヌー」が有名です。2011 年、実験的にプティット・シラーの樹にソーヴィニョン・ブランを接木したところ、独特の花のアロマを放つ素晴らしいソーヴィニョン・ブランが実ることが判明し、2013 年ヴィンテージからイングルヌックの新たなる白ワインとしてデビューしました。
ラザフォードでは、暖かさと湿度がとてもバランスよく感じられたヴィンテージでした。ブドウに酸が残っている状態で収穫をしました。タンク・ハウスの区画に植えられたブドウは、より完熟した状態で収穫されましたが、酸が減ることはありませんでした。ギッシリと詰まった果実味とアロマ、そして比較的高い酸味が感じられるワインです。2015 年はこのワインの3 年目のヴィンテージです。
とても素晴らしいクオリティのブドウだったので、本来の爽快感とピュアな個性を活かすため、ファースト・プレスの果汁のみを使いステンレスタンクで醸造・熟成を行いました。。