〜 明石家さんまさんの一言で 市場から消えたワイン 〜
「ナパハイランズ 」カベルネ
【ワイン蔵ONLINE】中川です。
2017年12月20日明石家さんまの「ホンマでっかTV」。
2017年買って良かったものベスト10の中に
まだあまり知られていない ワイナリー「ナパハイランズ 」が3位に入り、
オーパスワンかと思ったと紹介されました。
そして、翌日、注文殺到で輸入元にあった数千本の在庫が無くなりました。
ヴィンテージ・コメント:
乾燥し収量の少なかった過去3年に比べ、2016年は母なる大地の恵みを大いに受けることが出来た。
温かい冬が早い芽吹きを促し、涼しい春が小ぶりな房を作り出した。結果として小さな葡萄の粒には非常に秀逸な酸が残り、濃い色合いを生み出し、しっかりと凝縮したアロマと味わいを導き出してくれた。素晴らしいヴィンテージの恩恵を受け、瑞々しい果実の豊潤さと、しっかりと凝縮したタンニンが、味わいに深みを生み出し、リッチで飲みごたえのあるワインに仕上がっている。
味わい:
2016年は、ナパ・ヴァレーのカベルネ・ソーヴィニヨンの特徴である力強いタンニン、リッチな果実味、黒系ベリー、ブラック・チェリー、ココアの要素が詰まり、樽から来るヴァニラ香、クローヴなどのスパイス、森林のニュアンスが心地よい。
プティ・ヴェルドをブレンドすることにより、濃い色あいと凝縮した果実味が楽しめる。
食事と共に杯が進むワインとなっており、リブアイ・ステーキ、牛のバラ肉の煮込み、炭火焼の肉料理全般、甘いソースの鴨のローストなどと良く合う。またキノコの付け合わせなどがワインとのブリッジ食材となり、風味を惹きたてる。
畑:1.オークヴィル地区
オーパス・ワンから南に道を挟み広がる畑。昼は温暖でたっぷりの太陽が注ぎ、
夜になると冷たい霧が入り込む為冷える。
豊潤な果実味、力強いタンニンと共にバランスの取れた
綺麗な酸が素晴らしい。
畑:2.ヨントヴィル地区
畑は地区の北にあり、オークヴィルの南端と接する。
ここにある有名なドミナス・エステートの近くにある畑から。
赤紫を帯びた色合いと凝縮した果実は、灌漑をしない
ドライ・ファーミングゆえ葡萄の根が地中深く伸び、
複雑な味わいの要素を生み出している。
★この組み合わせが、リッチで豊潤なだけでなく、上品さと綺麗な酸のバランスを導いている。
醸造:葡萄は優しく破砕後、48時間の低温浸潤でアロマと色合いをゆっくりと引き出した後、
主醗酵に入る。更に2週間(2013年と同じ期間)皮や果梗と共にマセラシオンを行
い、まろやかな果実味を加味する。優しく圧搾後、仏産と米産の樽にて約20ヵ月熟成。