ひと皮むけた「ターンブル・ワインセラーズ」
明けましておめでとうございます。
今年一発目の「ワイン蔵 中川珍道中」でございます。
本年もどうかお付き合いください。
生産者の顔と葡萄畑を見ながらその土地の空の下でいただくワインは美味しいものです。
ワイナリーを訪問した記念にワインを購入し、自宅に持って帰ってそのワインを飲んでみると、
「あれっ、、、ワイナリーで飲んだ時の方が美味しかったな～」
なんてことありませんか？
私にもそんな経験がありますが、「ターンブル・ワインセラーズ」はその逆で、持って返ってきたワインを口にした時に「あれっ、、、こんなに美味しかったっけ！？」と思ったワインです。
ワイナリーを案内してくれたティナ・ターナーのようなワイルドなおばちゃんに目が点になったと思えば、隣でテイスティングをしていた可愛い女性にも目を奪われ、何を飲んだか忘れてしまったのです。そんな「ターンブル・ワインセラーズ」はワイン蔵創業時からの定番ワインとしてお客様におすすめしています。
これまでターンブルのエチケット（ワインラベル）はワイナリーの名前の通り、振り返る雄牛が描かれており、その雄牛は隣人であるオーパスワンの畑を羨ましく見ているものと想像していました。しかし一昨年、ワインに点数をつけるロバートパーカー氏が2010年ターンブルのカベルネソーヴィニヨンに100点をつけました。
そして2012年のエチケットから前を向いた雄牛が描かれるようになりました。ターンブルは100点をとったことで自信をつけ前を向いて歩くようになったのです。実はこれも私の想像の話です。
2010年ヴィンテージのエチケット。振り返ってます！
事実は今年も行くであろうナパヴァレーで確認してきますが、いずれにしろ、今リリースしている2012年はカリフォルニア史上最高の年となったグレートヴィンテージです。
100点をとったことで値上がりしてしまうワイナリーが多い中、お値段据え置き。
今年一発目のひと皮むけた「ターンブル・ワインセラーズ」如何でしょうか？
2012 ターンブル カベルネ・ソーヴィニョン エステート・グロウン ナパ・ヴァレーはこちら
2012年ヴィンテージ 前向きです！
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本年もよろしくお願い致します。
ワイン蔵＠TOKYO 中川 正光