「ワイン蔵 珍道中」中川です。
1976年パリ万博で行われたラベルを隠してワインを評価するブラインドティスティングで事件は起きました。赤、白、各10種類のワインを評価した結果、赤、白、共に第1位に輝いたのはフランスワインではなく、カリフォルニアワインでした
審査員は慌てふためき、評価用紙を取り返そうとする審査員までいて、世界を震撼させたこの結果は、世界のトップワインとして不動の地位を築くはじまりの過ぎず、今となってはカリフォルニアが第1位となっても誰も驚かなくなってしまいました
このパリスの審判で第1位に輝いた「シャトーモンテリーナ」白ワイン（シャルドネ）を作ったお方が「ガーギッチヒルズ」の創業者マイク・ガーギッチです。その後、彼が独立して始めたワイナリーが「ガーギッチヒルズ」。
僕が彼のワイナリーを訪ねたのは2007年の春、お城のようなワイナリーが多いナパヴァレーですが、決して綺麗とは言えない掘っ建て小屋でスタンティングティスティングしたのが僕とガーギッチとの出会いでした。
パリスの審判の本を読み、ガーギッチのシャルドネに期待を膨らませていたのですが、なんとなく拍子抜けしたのが第一印象でした。
こんなことを言うと怒られてしまうかもしれませんが、私のオススメはガーギッチのシャルドネではなく、フュメブラン（ソーヴィニヨンブラン）です。
ワイナリーで僕にワインをそそいでくれたオジサンに「シャルドネよりフュメブランの方がインパクト強くていいね～！」と伝えたら、苦笑いしながら、「実はＩagree with you」だって。そんなに気を使ってくれなくてもと思いましたが、僕は今でも、このフュメブランが大好きです。
2012 ガーギッチ・ヒルズ フュメ・ブラン エステート・グロウン ナパ・ヴァレー
ワイン蔵ONLINE 特別価格 5,395円(税込)
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写真：昨年来日したガーギッチヒルズ・セールスディレクターのマリアンヌ・ウェドナーさんと。
僕がフュメブランをおすすめすることはそんなにありません。本当は夏におすすめしたかったのですが、いろんな事情がございまして。。。でも、本当に飲んでいただきたい1本です。