【ケイマス・ヴィニャード】
当時まだ 19 歳だった現在のワインメーカー兼オーナーのチャック・ワグナーと、彼の両親、チャーリーとローナ・ベル・グロスが 3 人で 1972 年に設立したワイナリー。1973年カベルネ・ソーヴィニョンはワインの評論家達の度肝を抜くような素晴らしいワインとなり、彼らはいきなりカリフォルニアを代表するカベルネの王者として世界に名を轟かせることになりました。
世界規模で絶大な支持を得ている人気ワイン、ナパ・ヴァレーの「カベルネ・ソーヴィニョン」と「スペシャル・セレクション」を造っています。
【概要】
高品質のワインを造るにあたって大切なことは、第一に気候、第二に土壌です。
ナパ・ヴァレーの土壌は、通常どこの畑でも「そこそこ」のクオリティのブドウが実りますが、ケイマス・ヴィンヤーズでは、その中でも栄養分の少ない、やせて水はけの良い土壌を選別することにより、凝縮したブドウを収穫することを可能にしています。
ナパ・ヴァレーには様々な畑がありますが、地形により異なるスタイルのブドウが収穫できます。
ナパ・ヴァレーの山岳地帯では、タンニンと酸が多いブドウが収穫される為、そのブドウだけを使ってしなやかなワインを造るのは非常に困難ですが、全体のブレンドの一部としては存在感を発揮し、ワインにリッチな口当たりをもたらします。
このように、ケイマス・ヴィンヤーズではナパ・ヴァレーの8 つの異なるアペレーションのブドウをブレンドすることにより、完成度の高いワインを造ることができます。ケイマス・ヴィンヤーズでは単一畑のワインは生産していません。
これは、ナパ・ヴァレーの多種多様な畑から実るブドウを、職人芸ともいえるブレンド技術を用いて1 つのワインを造り上げることにより、他に類を見ない複雑味が生まれると信じているからです。