片岡鶴太郎さんとワイン蔵TOKYO

2008年10月 日本国際ワイン文化協会主催でカリフォルニアワインと共にお食事を楽しむという会がありました。総勢150人の皆様の前で一言だけお話させていただいた中に、片岡鶴太郎さんが私の話に耳を傾けてくださっていました。

ワインもなんとか好評だったようで、皆、ほろ酔いになってきた頃、鶴太郎さんと直接お話できるタイミングがありました。新橋でカリフォルニア専門のワインバーを営んでいることをお伝えすると、「今度必ずお店にお伺いしますから!」と固い握手をしてくださいました。タレント、プロボクサー、俳優、画家としてマルチな才能を持つ鶴太郎さんの第一印象は、「誠実」でした。

会が終わり、電車で店に戻った時に事、私は目を疑いました。さっきまで同じ場所にいた鶴太郎さんがカウンター越しに座っていて、にっこりと微笑みながら「中川さ~ん」と手を振っていたのです。目が点になっている私を見て、鶴太郎さんは「今度伺いますからって言ったじゃないですか」って。これ以上、鶴太郎さんのことを語らなくても、この事だけで「片岡鶴太郎さん」という人物像をイメージしていただけると思います。
私がはじめて口にしたカリフォルニアの白ワインは「KISTLER」のシャルドネでした。ヴィンテージは覚えていませんが、今でもその時の味わいが舌に残っています。口にふくんだその時の衝撃からカリフォルニアワインに魅了され、今日があります。
そんなカリフォルニアワインを通じて出会った鶴太郎さん。これも何かのご縁と心に刻んだ一昨年の出来事でした。

(写真)、昨年、片岡鶴太郎さんご来店時に書いていただいた私の似顔絵です。

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